【東大生を育てた学習方法とは?】小学生の家庭学習習慣の育て方と勉強のやる気を上げる方法&おすすめ教材

新学期が始まって、およそ2か月が経ちますね。お子さんの学校生活はいかがですか?

進学・進級の春から2か月経って、勉強のつまずき苦手ができ始めるお子さんもいらっしゃるのではないでしょうか?

 

一度苦手ができてしまうと、克服するのもなかなか大変ですよね。

お子さんの学力対策として、塾通いが必須と思っていらっしゃる読者の皆さんも多いかもしれません。近年では、個別塾などさまざまなタイプの塾が開かれていますし、お子さんやお友だちにも現在塾に通っている方は多いのではないでしょうか?

 

しかし、お子さんにとって、学校で出される宿題をこなしながら塾でも学ぶことは、簡単なことではありません。授業後に宿題を出す塾もありますし、学力を上げる・維持するために根本的に大切なのは家庭学習なのです。

 

そこで今回は、勉強が苦手なお子さんにもおすすめしたい家庭での学習習慣の育て方と、やる気をアップさせるための秘訣をご紹介します!

 

・塾と家庭学習、子供の学力を上げるために効果が高いのはどっち?

・家庭学習の習慣を身につける方法①東大生は「リビングで勉強派」?集中できる環境を整えてやる気アップ!

・家庭学習の習慣を身につける方法②達成感を持たせてやる気アップ!

・家庭学習の習慣を身につける方法③適切な教材の選び方&おすすめ教材

塾と家庭学習、子供の学力を上げるために効果が高いのはどっち?

子供の勉強や成績、何とかしたいけど、塾と家庭学習、どっちがいいの?

塾通いを考えたことのあるお母さま、お父さまなら、一度はこの疑問に直面したのではないでしょうか?

お子さんによって相性などの問題はありますが、答えはズバリ「家庭学習」です。

その理由は主に次の3つです。

 

 

理由①これからは「自分から学ぶ力」がさらに求められる時代になる

「アクティブ・ラーニング」という言葉を聞いたことがありませんか?

文部科学省が提案している、2020年実施の学習指導要領の改訂、いわゆる教育改革では、アクティブ・ラーニングつまり「主体的な学び」が必要とされています。子供達が学ぶことに関心を持ち、自ら学ぶ姿勢が大切なのです。

 

この主体的な学びにつなげるためにも、授業を受ける、出された宿題をやるなどの受け身の学習だけでなく、自分から学ぶ力を育てなければなりません。

自分から机に向かう家庭学習の習慣は、まさに自分から学ぶ第一歩と言えます。

 

理由②自分にぴったりの勉強ができる!

当然ですが、家庭で学習する場合は、「今日はこれをやる!」と自分で決めて学習を進めますよね。学校の授業や宿題は個人ではなくクラス全体の進度に沿っているので、当然、自分の苦手克服にぴったりの学習はしにくくなります。

 

自分で学習を進めていくと、自分の得意・不得意や不得意をなくすために何をすればよいのか、自分専用の解決策が次第にわかるようになっていくのです。

 

理由③学校や塾だけでは伸ばしにくい力を育てられる!

毎日の学校の授業、家庭での宿題、塾や習い事など、小学生のお子さんは毎日忙しいですよね。塾に通っているというお子さんには、放課後夕ご飯にお弁当を持って塾に行き、遅くまで講義を受けたり、休日に塾の宿題をこなすお子さんもいらっしゃるそうですが、小学生のお子さんにとって、お友だちと遊ぶ時間もとても大切です。

 

お友だちと遊ぶときには、実は

「全員で楽しく遊ぶにはどうしたらよいか」

「何時に集合して、何時に家に帰るか」

のような協調性社会性計画力など、大人になって社会でも必要とされる力が鍛えられる場面がたくさんあります。

自分一人で好きなことに没頭する時間も、一生を通して大切な集中力知識を高めることができたり、将来の夢につながる経験に出会うこともあるかもしれません。

 

「遊んでないで勉強、勉強!」と単純に考えてしまいがちですが、遊ぶ時間にも、実は学校や塾の授業だけでは身につけにくい大切な力を育てるチャンスが隠れているのです。

どれくらいの子供が塾に通っているの?

では、実際にどれくらいの子供が学習塾に通っているのでしょうか?

 

文部科学省は、毎年、「全国学力・学習状況調査」という全国学力テストを実施しています。対象は、小学6年生と中学3年生です。

 

その中の小学6年生対象のアンケートの結果によると、「学習塾(家庭教師含む)に通っていない」と答えたのは、全体の53.3%でした(平成29年度)*1。つまり、学習塾に通っている小学6年生は、半数以下となります。

過半数は、家庭学習のみということですね。

家庭学習で何をしている?

同じアンケートでは、家庭の学習で、自分で計画を立てて勉強をしているかということも尋ねられました。

すると、「している」、「どちらかといえば、している」と答えた子供は、合わせて64.6%でした。

 

ただ宿題をするだけでなく、学校の授業の予習をしている子供は41.1%、復習をしている子供は53.9%という結果を見ても、6年生ともなると、しっかり計画を立てて家庭学習をしていることが分かります。

 

けれど、そういった計画性をもった学習習慣を身に付けるまでには、子供のやる気を引き出し、維持させることが不可欠。自分で計画を立てて、習慣として学習することに慣れさせるためには、具体的にどんなことをすべきなのでしょうか?

家庭学習の習慣を身につける方法①東大生は「リビングで勉強派」?集中できる環境を整えてやる気アップ!

どのような環境で集中力を発揮し、学習がはかどるかは、一人ひとり違います。

リビングなど家族の気配がある場所、クラシック音楽が流れている、誰もいない部屋など、好みの環境は人それぞれですよね。

 

2010年に発表されたデータによると、東大生の約48%が「子供の頃リビングで勉強していた」と答えました。*2

自分の部屋などの静かな個室よりも、生活音などの雑音が多少聞こえてくる環境の方が、かえってリラックスしたり集中したりすることができる場合もあるようです。

 

しかし、大切なのはお子さんご自身がどのような環境で集中できるかを知ること。

習慣づくりの最初は、お子さんが安心して集中できるよう、お母さまやお父さまがそばにいる環境で始めるのも方法の一つです。

集中力に欠けるような様子が見られれば、勉強する場所や周りの環境を変えてみるのもよいでしょう。

家庭学習の習慣を身につける方法②達成感を持たせてやる気アップ!

学習をするからには、やはり自分が「ここまで頑張っているんだ!」と感じることがなければ、モチベーションを維持しにくいですよね。

そのためにも、自分の学習の積み重ねを「見える化」することで、達成感を与え、学習意欲の向上につなげましょう。

おすすめの方法は3つあります。

  • 丸付けする

全部に丸が付き、満点になるまで取り組ませる。問題全部に取り組めたら、最後に大きなはなまるをつけてあげると、さらに達成感を得ることができます。

  • 市販の「ごほうびシール」を活用

1日の課題をこなしたら、シールを1枚あげる。専用台紙を活用するとさらに良いですよ。

  • 取り組んだプリントなどを保管

どれだけ取り組んできたか、あとから振り返ることができるように、大切に保管しておく。プリントなどは、スタートした日と終わった日を記入しておくと、さらに達成感がアップします。

 

さらに、食事の時間などに、取り組んだ内容について話題にしたり質問したりするなど、家族が子供の学習に関心を示すことも、「もっと学ぼう」という気持ちを育てることにつながります。

 

「どこが難しかった?」

「どんなところが勉強になった?」

とたずねて、さりげなく理解の様子を伺ってみたり、「すごいね!」などと、やる気を刺激する言葉をかけたりすることも忘れずに行ってみてくださいね。

家庭学習の習慣を身につける方法③適切な教材の選び方&おすすめ教材

小学生向けの教材は数多く発売されていますが、中には家庭学習の習慣づくりに適した教材があります。上手に選べば、さらに家庭学習がはかどりますよ!

 

家庭での学習習慣づくりにおすすめなのは、プリントCD教材です。

プリント学習やCD教材の良さは、1日1ページ、1チャプターなど、一日に取り組む量をぴったりと決めやすいところです。

まずは、一日に取り組む量を決め、毎日こなすことを目指しましょう。学習の時間帯も決めておくと、より習慣化の助けになります。

 

ポイントは、学習時間を「歯を磨く」「お風呂に入る」などのように日々の習慣の一部にすることで、学習という行為のハードルを下げることです。

毎日少しずつの量を決まった時間に取り組むことが、習慣づくりのカギとなります。

おすすめ教材はこちら!

「七田式小学生プリント」なら、一日に取り組む量は1教科1枚だけ。時間にして、10分程度です。

細かく段階を追った出題で、今自分がどこまで理解できているか、苦手は何なのかをしっかり把握することができます。

取り組んだお子さんのお母さまからは、

 

「勉強をしていなかったわりに成績に問題もなかった」

「家庭学習をしっかり行えば、余った時間でたくさん遊べる」

「学習習慣が定着し、集中して物事に取り組めるようになった」

など、素晴らしい成果がたくさん出ています。

七田式小学生プリントの特設ページはこちら

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理科・社会の補助教材にもお使いいただける「社会科ソング」「理科ソング」もおすすめ!

覚える項目の多い理科・社会の内容も、楽しい歌にのせて口ずさむことで覚えやすくなり、小学生のお子さんでも、中学生レベルの知識を身につける効果が期待できます。

社会科・理科ソングの特設ページはこちら

 

 

最初はみんなやる気に溢れているものです。お子さんが「もっとやりたい!」と言っても、あらかじめ決めた分量でストップするのが、習慣化のコツです!

 

逆に、「今日は疲れたから勉強しない!」と言われたら、どうしますか?

学校行事で疲れたり、学校の宿題が多かったり、気分が乗らなかったりして、どうしてもやりたがらないときがありますよね。

そんなときは、翌日以降に調整して、1週間単位で見ると、分量が合うようにすることがおすすめです。

「じゃあ、明日、今日の分と合わせて、2ページしようか。約束できる?」

と言って、約束しましょう。

 

しないことを一度許してしまうと、せっかく習慣化されつつあったものが台無しになりかねませんが、お菓子などで釣って無理にさせるのではなく、気分が乗ったときにしっかり挽回させるようにしてみましょう。

 

いかがでしたか?

お子さんもご両親も、苦手やつまずきがあると不安になったり嫌になったりするときもありますが、壁に突き当たったときは、さらにレベルアップするチャンスでもあります。

「継続は力なり」という言葉もあるように、「少しずつ」を毎日続けることで、最初は成果が見えなくても、必ず大きな力になります。

 

まずは、「学び=楽しい」と子供に感じさせることが第一歩です。

今日から実践してみませんか?

出典

*1国立教育政策研究所(http://www.nier.go.jp/17chousakekkahoukoku/index.html)

*2テレビ東京『ザ・逆流リサーチャーズ 東大生の子供時代に逆流スペシャル!』(2010年1月18日放送)

出典 *1国立教育政策研究所(http://www.nier.go.jp/17chousakekkahoukoku/index.html) *2テレビ東京『ザ・逆流リサーチャーズ 東大生の子供時代に逆流スペシャル!』(2010年1月18日放送)

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