“夏休み=宿題の山”は日本だけ?世界の夏休みの過ごし方!

待ちに待った夏休み。子供にとって新しい体験のチャンスが詰まった時期です。

筆者の子供時代は、午前中にラジオ体操、家の手伝い、宿題をこなし、午後になるとプールに泳ぎに行くというのが定番でした。夏休み中の登校日に、誰が一番日焼けしたか競っていたことが懐かしい思い出です。

いつの時代も、日本の子供の夏休みの過ごし方と言えば、自由研究や読書感想文など、宿題に取り組んだり、サマースクールやキャンプに参加したり、クラブ活動の練習があったり、なかなか忙しいですよね。

世界では、夏休みの過ごし方も多種多様。今日は、世界の夏休みをのぞいてみましょう!

オリンピック開催間近 リオデジャネイロ・夏のクリスマス

南半球の国々は、日本とは季節が逆。つまり、夏休みは、日本では冬の12月~1月に訪れます。

2016年8月5日からオリンピックが開催されるリオデジャネイロがあるブラジルも、12月に冬休みが始まります。

日本では冬休みの楽しみであるクリスマスも、ブラジルの子供にとっては夏休みの行事なのです。

 

リオデジャネイロのクリスマスと言えば、世界最大のクリスマスツリーが知られています。

その名も、ブラデスコ・セグロス・クリスマスツリー(Bradesco Seguros Christmas Tree)。なんと、湖に浮かぶ水上ツリーで、高さは85メートル!

世界最大の「浮かぶクリスマスツリー」として、ギネスに認定されています。

 

リオのカーニバルなど、華やかで情熱的なイメージの国らしいクリスマスツリーですが、カトリック教徒が多いブラジルでは、クリスマスは、家族や友人など大切な人と過ごします。

子供にとっての楽しみは、家族との時間とプレゼント。季節や場所が変わっても、それは同じですね。

パン屋さんもお休み!フランス流夏休み

日本でも、雑誌やメディアで見聞きする「ヴァカンス(vacances)」。フランス語で、休暇、フランス流の休暇の過ごし方を言います。

フランスでは、年間5週間の有給休暇が法律で保障されており、余暇を大切にする国として知られています。

 

いつ休暇を取るかと言うと、やっぱり人気は夏。子供の学校が休みに入る7月~8月に、親も休暇を取って、共に過ごすのが定番です。

 

日本でも、お盆には、多くの人々が夏休みをとって、家族と過ごしますが、フランスは規模が違います!

職業や立場に関わらず、徹底的に休むのがヴァカンス。8月には、個人経営のお店やレストランなどが休業したり、多くの人々が地方や国外へ出かけたりします。

ある統計によると、8月は40%の企業が休業、パリのパン屋さんの半数も休業するそうです。

日本では、夏休みの時期も、多くのお店は開いているので、生活に不便を感じることはあまりありません。でも、家族や友人と休みが合わず、残念な思いをすることも。

多くの人が一斉に休んで楽しむヴァカンスって、素敵ですね。

うらやましい!?夏休み≠宿題の山  いつもと違うスタイルで学ばせよう

小学生以上のお子さんがいらっしゃる方の中には、「長期休みは宿題をさせるのが大変!」とお感じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

日本では、夏休みと言えば、たくさんの宿題が出るのが当たり前ですよね。

しかし、世界的にみると、宿題がない国がたくさん!アメリカ、ロシア、タイ、インドネシア、フランス、オーストラリアなど、一般的に宿題が出ないという国が多く、驚きます。出たとしても、わずかなプリントだったり、読書だったり。

夏休みの間は、いつも通りの勉強ではなく、いろいろな経験をして学んでほしい、たくましく成長してほしいということかもしれません。

 

日本も、もうすぐ夏休みシーズンの到来。

勉強も大切ですが、お子さんに実体験から学ばせる機会を与えることを意識してはいかがでしょうか。

家族旅行で体験したことを、日記ではなく、手作りの絵本にまとめたり、日頃、教材等で学んでいる名所や名画、動物の実物を見に出かけたりすることで、子供の創造力や知的好奇心は一気に深まります。

どんなふうに過ごしたいか、そろそろお子さんと一緒に話し合ってみてはいかがでしょうか。

Bonnes vacances! (よい休暇を!)

参考サイト

・Column Latte
https://latte.la/column/21750242

・共同通信ニュース
http://kyodo.newsmart.jp/info/Result/2010/0923.php

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