胎教とは? 7割の人が実践! 胎教の効果やおすすめの取り組みをご紹介

皆さん、こんにちは。

皆さんは「胎教」と聞いてどんなことを思い浮かべますか?

“おなかにいるときから教育をすること”
このように思い浮かべる方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。

「上の子のときから胎教をしてたの」
と聞くと、とても大層なことをしているように感じてしまうかもしれませんね。

ですが、
実際には何気なくやっていたことが
胎教の取り組みの一つだったなんてこともあります。

そこで、今回は胎教の効果やお薦めの取り組みの例をご紹介します!

目次

実は7割の方が実践!?
胎教とは?
胎教を行うおすすめの時期
おすすめ胎教4つのこと
胎教の大切なポイント
マイナス1歳からの子育てを~七田式胎教~
まとめ

 

 

ベリーペイント

1、実は7割の方が実践!?

「日経DUAL」の読者の7割が、妊娠中に何らかの「胎教」を実践していたことがわかりました。

ここで質問です。
この7割の人は実際にどんな「胎教」をしていたのでしょうか?

音楽・・・?、絵本・・・?

正解は、
「おなかの赤ちゃんへの呼びかけ」です。

そして、2番目に多かった「音楽を聞かせる」では、「モーツァルトなどのクラシック」が圧倒的に多く、
「ディズニー音楽」「ヒーリング音楽」「童謡のような子供向けの音楽」という意見もありました。

その他の意見として、「自分がのびのびと気持ちよく過ごす」「マタニティヨガとマタニティビクスをした」
など、妊娠中のお母さん自身が快適に過ごすことを「胎教」と捉える方も多くいらっしゃるようです。

では、3割の人は、本当に「胎教」を実践していなかったのでしょうか?

おそらく、
「“胎教”とは大層なことをするものだ。」と思っている人が、
この3割の大半だと思います。

語りかけやおなかをなでることも「胎教」の一つであると知っていれば、
ほとんどのママが「胎教」を実践していたと答えるでしょう。

一方で、
「胎教ってホントに効果があるの!?」
「結局何をすることが効果的な胎教なの!?」
と、疑問や迷いを感じながら胎教をしている人も多くいます。

では、一体胎教の効果とは何なのか、
気になる「胎教」の効果をご紹介していきましょう。

親子マタニティフォト

2、胎教とは?

「胎教」とは、「胎内教育」の略です。

“教育”という言葉がついているため、
いかにも「学力」や「IQ」を伸ばすものというイメージを持たれてしまうかもしれません。
そのため、おなかの中にいる赤ちゃんに教育をすることが「胎教」であると考える人も多いことと思います。

しかし、そのイメージは本来の胎教とは少し違います。

「胎教」とは、
親子のコミュニケーションお母さんのリラックス効果を目的としたものが多いです。

よく、胎教のこんなエピソードを耳にします。
“生まれた赤ちゃんの夜泣きがない”、

“おなかの中で聞いた音楽を覚えている”

以前は、早期教育を目的にクラシック音楽や英語を聞かせる
といった方法が多くありました。

しかし、最近の胎教は、
親子のコミュニケーションで愛を育み、穏やかな時間を過ごすことによって
お母さんのストレスを軽減することが、胎教の主な目的です。

ママの「情緒の安定」こそ、「子供の成長」に良い影響を与えるのです。

胎教というのは、
赤ちゃんがおなかの中にいるときから、
両親がしっかりと愛情を伝え、
赤ちゃんにとって居心地のよい胎内環境を保つことが基本となります。

現在は、胎内にいるときから
赤ちゃんの思考は働き、感覚や知能、記憶、性格の形成、さらに言語の習得
なども始まっていることが世界的に知られています。

つまり、胎内の環境が人格形成の基礎となり、人間の一生をつくる
ということです。

具体的に「胎教」をしてどんな効果が期待できるのでしょうか。

それは、“ママの情緒の安定”です。

そして、“ママの情緒の安定”は、子供の成長に良い影響を与えます。

生まれてくる赤ちゃんの「IQ」よりも「EQ」(心の知能指数)を育むことが、
胎教の目的だということをよく覚えておきましょう。

★Point
現代の胎教は、
「IQ」<「EQ」(心の知能指数)

マタニティフォト

3、胎教を行うおすすめの時期

胎教を実践したいと考えている方に多い疑問は、「胎教っていつ始めたらいいの?」ということです。

結論、胎教を始める時期は、いつでも良いのです。

周りの人がやり始めたからといって、急いで始める必要はありません。
逆に、始めるのが遅すぎたと感じる必要もありません。

繰り返しになりますが、
胎教はママのリラックス効果や、
赤ちゃんとのコミュニケーションが目的です。

焦らず、ご自身のペースで行いましょう。

あえて取り組む時期を決めるとするなら、
妊娠7か月ごろがおすすめです。

なぜかというと、
赤ちゃんの聴覚器官は16~20週ごろにかけて発達を始め、
24~26週ごろになると、耳から捉えた振動を「音」として認識できるようになるからです。

妊娠16週を過ぎると、
毎日聞いているママの声を記憶できるようになります。

そして妊娠24週を過ぎると、
ママとパパの声を聞き分けられるようになるといわれています。

それでは、
具体的に妊娠時期別におなかの赤ちゃんの様子をご紹介します。

妊娠区分

時期区分 妊娠週数・日数 妊娠月数 特徴など

初期

妊娠0週1日~3週6日 妊娠1か月 妊娠に気づいている人は少ない
妊娠4週1日~7週6日 妊娠2か月
妊娠8週1日~11週6日 妊娠3か月 つわりを感じる人が多い
妊娠12週1日~15週6日 妊娠4か月

中期

妊娠16週1日~19週6日 妊娠5か月 安定期
妊娠20週1日~23週6日 妊娠6か月 胎動を感じ始める人が多い
妊娠24週1日~27週6日 妊娠7か月 お腹が大きく目立ち始める

後期

妊娠28週1日~31週6日 妊娠8か月
妊娠32週1日~35週6日 妊娠9か月
妊娠36週1日~39週6日 妊娠10か月 妊娠37週0日~41週6日生産期

【参考文献:「妊娠区分」https://www.ena-clinic.com/column/1200/ 

  • 妊娠2~4か月
    この頃はまだ、おなかが目立たず、お腹の赤ちゃんの存在を感じられないでしょう。
    けれども、おなかの中の赤ちゃんは
    1分間に1億個以上の細胞ができるほどの急成長を遂げています。
    また、多くのママは本格的につわりがひどくなってくる時期でしょう。
    ママが辛いときは、赤ちゃんも頑張って大きくなろうとしています。
    赤ちゃんの存在を実感できなくても、
    おなかをやさしくなでたり、
    おなかの赤ちゃんに名前をつけたりしてみると親しみがわいてきます。
    そして、「おはよう」や「おやすみ」のあいさつから、
    赤ちゃんへの話しかけを始めてみましょう。
    4か月末くらいから、赤ちゃんは少しずつ外の音が聞こえるようになってきます。
    ママやパパも、
    少しずつ今日あったことなどを赤ちゃんに話してみるといいですね。
  • 妊娠5~7か月
    妊娠6か月を過ぎると、赤ちゃんの聴覚はさらに発達します。
    子宮の外の音も聞こえるようになってきます。
    絵本の読み聞かせや、子守歌を口ずさんであげるのもいいですね。
    また、赤ちゃんの動きもさらに力強く、活発になり、
    胎動を感じられるでしょう。
    おなかをなでると、赤ちゃんの良い刺激になります。
    ぜひ、パパにもお腹を触ってもらい、
    赤ちゃんとのコミュニケーションを行ってみましょう。
  • 妊娠8~10か月
    おなかの赤ちゃんはさらに大きくなり、
    胎動もしっかりと感じられるようになります。
    赤ちゃんの名前を本格的に考えて、呼びかけてみたり、
    散歩をしながらママの見える風景を赤ちゃんに伝えてあげましょう。
    深呼吸をして、きれいな酸素を赤ちゃんに届けてあげるのも良いですね。
    きっと初めての出産であれば、とにかく不安でいっぱいのころでしょう。
    かわいい赤ちゃんに会えるまで、あと少し!
    残りの妊娠期間を、楽しんで過ごしましょう。

胎教

4、おすすめ胎教4つのこと

「胎教」といえば、音楽?絵本?運動?
何から、どうやって始めて良いのかわからないですよね。

ここからは、
おすすめの胎教の取り組みを4つご紹介していきます。

1.語りかけ
最初は、「〇〇ちゃん、おはよう」など簡単な挨拶からスタートしてみましょう。
それから、ママやパパの
毎日の出来事を聞かせてあげることも良いですね。
ママがリラックスをして赤ちゃんに話しかけることで、
心や体が温まる効果も期待できます。
ただし、赤ちゃんには、言葉ははっきりと聴こえていないという
研究結果もあります。
ですので、話の内容にはこだわりすぎず、
ママやパパの優しい声をおなかの赤ちゃんに届けてあげましょう。

2.音楽
胎教の音楽と聞くと、
クラシックなどの良い音楽をイメージしませんか?
しかし、胎教として選ぶ音楽は、もちろんクラシックやジャズ、
カントリーミュージック、J-POPやロックなど何でも良いのです。

ママの好きな音楽を聞かせてあげましょう。
赤ちゃんには胎内記憶があり、
生まれてからも、
おなかの中で聞いていた音楽を好む赤ちゃんもたくさんいます。

普段、音楽を聴かない人は、
いつも同じ曲を聞かせてあげましょう。
赤ちゃんが生まれてからも、
同じ音楽を聞かせてみてはいかがでしょうか。

3.絵本の読み聞かせ
「生まれる前の赤ちゃんに読み聞かせって効果あるの?」
多くの人がこのように感じているでしょう。

ここで、★Pointを思い出しましょう。
現代の胎教は、「IQ」<「EQ」(心の知能指数)です。

絵本を通じて、
おなかの赤ちゃんとのコミュニケーションを取ることで、
ママの情緒の安定、
親としての自覚を再認識することができます。

選ぶ絵本は、
ママがリラックスして読める優しい題材の絵本がおすすめです。
人気の胎教の絵本を見てみると、
やはり、お母さんにとってやさしい、幸せな気持ちに包まれる本が多いです。

また、生まれてからも楽しめるように、
赤ちゃんが認識しやすい、カラフルで、
イラストがたくさんある絵本を選ぶのも良いでしょう。
教育と考えずに、
ママと赤ちゃんの絆を育むというように考え、取り組みましょう。

4.適度な運動
最近では、
「マタニティヨガ」や「マタニティビクス」といった言葉を
耳にしたことがある人が、多いのではないでしょうか。

妊娠後期になるにつれて、お腹が重くなり動きづらくなりますが、
運動不足はよくありません。
もちろん激し過ぎる運動はNGですが、
正しい時期に行う運動はメリットがたくさんあります。

妊娠中はホルモンバランスの影響で、心と体が不安定になり、
「気分が落ちる」「不眠」「動機」「便秘」など、多くの不調が現れます。

妊娠中の運動は、
筋力低下を防ぐことや、落ち込みがちな気分を解消するなど、
妊娠中のママには多くのメリットがあります。

また、運動をすると血流が上がり、
おなかの赤ちゃんへ、たくさん酸素を供給するため、
ママだけでなく、おなかの赤ちゃんの健康にも効果的です。

普段運動をしない人は、
気分転換に運動をしてみることもおすすめです。

親子妊婦

5、胎教の大切なポイント

多くのママは、自然とおなかをなでたり、話しかけたりして
知らないうちに胎教の第一歩を歩んでいます。

ママの「ほほ笑み(smile)」はおなかの赤ちゃんに良い!

これは、ある研究結果からも証明されています。
ママが心から“おもしろい“、“楽しい”と感じて笑うと、
おなかの赤ちゃんはもっと元気になります。

もちろん誰もが、「健康な赤ちゃんが生まれてきてほしい!」と願っているでしょう。
そのためには、ママが心身ともに健康でいることが一番大切です。

おなかの赤ちゃんと過ごせる時間はたったの10か月。
5〜7か月ごろは、多くのママが「胎教」を意識し始めるのではないでしょうか。
このころは特に、ママも不安になったり、精神的にも落ち込みやすい時期でもあります。
胎教に関することだけでなく、
多くの情報を目にするようになり、さらに不安になってしまうこともあるかもしれません。
ですが、ママ自身だけでなく、生まれてくる赤ちゃんにとっても、
ママの心と体の安定は何よりも大切です。
決して無理することはありません。

胎教を堅苦しく思わずに、
ママがリラックスできることを行いましょう。

胎教を通して、赤ちゃんの成長を感じ、
赤ちゃんが「一人じゃないよ」とママに教えてくれます。

あまり「赤ちゃんのためにいい胎教をしてあげなきゃ」と思い詰めないことが大切です。
ママの感じるイライラやストレスはおなかの赤ちゃんにも良くありません。
神経質になりすぎないようにしましょう。

家族

6、マイナス1歳からの子育てを~七田式胎教~

おなかの中の赤ちゃんは、いま人生最大の天才期です。

●妊娠とわかったら、すぐにアプローチ!
才能逓減の法則

お腹の赤ちゃんは
「無限の可能性」を秘めています。

今が最高のチャンスです!

七田式胎教では、
おなかの中の赤ちゃんへの
”今”しかできないアプローチを行います。

●七田式の胎教はココが違う!
1.早い時期からのアプローチ
2.出産後の子供たちと変わらない働きかけ
・七田式食学からのアプローチで「味覚のプログラミング」を

●七田式胎教を行って生まれた赤ちゃんの6つの特性
①いつも穏やかでニコニコしている
②夜泣きをしない
③社交的で人見知りをしない
④物事の吸収力が高い(学ぶ能力が高い)
⑤言葉の発語が早い
⑥記憶力が優れている

遠い昔から、生まれる前の、おなかの赤ちゃんとの関わりが注目されています。
ここで、胎内記憶のお話をご紹介します。

●ママの体験談
ー子供の夜泣きの原因がわからず、
            6年間悩み続けたお母さんからのお手紙ー
6歳になる女の子がいます。生まれてから、ほぼ毎晩、寝ついて1時間を過ぎる頃に泣きはじめます。5歳のときに小児科へ相談に行きましたが、「単なる夜泣きなので問題ない」と言われました。
そんなとき、ふと「子供は胎児のときのことを覚えている」という七田先生の言葉を思い出しました。言われてみれば、私は妊娠中につわりがひどくて、「子供なんかいらない」と何度も考えてしまっていたのです。
ある夜、子供に謝りました。すると、娘が「悲しかった」と言うのです。申し訳なさでいっぱいになり、思い切り抱き締めて「こんなに元気に育ってくれてうれしいよ」と声に出して伝えました。すると何年も続いた夜泣きがピタリと止まったのです。
胎児に親の思いが本当に伝わるのだと、改めて気づかされました。

夜泣きは、子供の心の悲しみの現れです。
このお母さんは悩みながらも、子供に寄り添い続け、
自分に原因があるということに気付かれたのです。

おなかの中の赤ちゃんにも心があることを知らない親御さんの場合、愛情不足が原因で悲しくて泣いている子供を、理由がわからず、さらに叱ってしまうことがあります。

そうしたことが起こらないように、
すべての親御さんに「胎児からの子育て」を学んでいただきたいと願っています。

●生まれてくる赤ちゃんのためにやっておきたい10のこと
1.毎日赤ちゃんに話しかける
※ネガティブな話はしないこと。
2.夫婦で仲良く、明るい笑顔を忘れない
※大らかな気持ちで接すること。
3.甘いものを摂り過ぎない
※お母さんの食べるもので、子供の人生が変わる。
4.食品添加物を含まない食材を選ぶ
※食品添加物で子供の行動が悪くなる。
5.よい水、よい塩を選んで摂取する
※純水(純度の高い水)と自然塩を。
6.牛乳は「嗜好品」として
※牛乳は完全栄養食ではない。
7.レシチンの摂取で母子ともに健康に
※脳にとって大切な栄養素は、レシチン(リン脂質)
☑家族で毎日、レシチンの豊富な大豆食品を積極的に摂取しましょう。
8.「まごわやさしい」食事は胎児にもやさしい
ま・・・豆類
ご・・・ごま(種実類)
わ・・・わかめ(海藻類)
や・・・野菜
さ・・・魚
し・・・しいたけ(きのこ類)
い・・・いも類
※これらの食品を上手に組み合わせて、家族みんなで食べることをおすすめします。

親子赤ちゃん

7. まとめ

妊娠中は、出産や育児のことなど不安でいっぱいかもしれません。
しかし、七田式胎教を行って生まれた赤ちゃんは、笑顔がいっぱいです。
その笑顔を見たとき、
「胎教をしてよかった」と、きっと感じていただけます!

最後に、
ママから、おなかの赤ちゃんへ少なくとも2つのお願いをしましょう。
1つは、「元気で生まれてね」というお願いです。
もう1つは、「生まれるときは自分の力でスルッと生まれてね」というお願いです。
おなかの赤ちゃんは、ママの願いを叶える力を持っています。
ママが頼むと、赤ちゃんは無意識の力を最大限に発揮してくれます。
きっと、おなかの赤ちゃんがママのお願いを叶えてくれるでしょう。

親子の絆づくりは、すでに始まっています。
気負いすぎず、リラックスした状態でおなかの中の赤ちゃんとの10か月間をお過ごしくださいね。

 

【参考文献】
・日経×WOMAN『読者の7割が「胎教」を実践 どんな効果があるの?』(2018年1月22日)
https://woman.nikkei.com/atcl/dual/column/17/101900009/011700021/#:~:text=%E7%B4%847%E5%89%B2%E3%81%AE%E4%BA%BA,%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E5%88%86%E3%81%8B%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82

・松本治郎「お母さんが落語を聴くと、おなかの中の赤ちゃんは!? 笑いと胎教に関するー考察」(2017年7月21日)https://www.jstage.jst.go.jp/article/warai/3/0/3_KJ00003259035/_pdf