正しい食事と子供の脳を育む食べ物とは?

主食は未精製の穀類を

主食は、玄米などの未精製の穀類と雑穀などを摂りましょう。精製度の低いもので、できるだけ色の黒いものを摂るようにするとよいです。

玄米など、未精製の穀類には、ミネラルが豊富に含まれており、私たちの生命活動の根幹を担っています。そもそも、ミネラルがないと何も動かないというぐらい、とても大切なものなのです。

なかでも、玄米には「マグネシウム」が豊富に含まれているというのが魅力。マグネシウムは、精神安定剤と言われるほど、すべてのミネラルのキーとなるものです。

抗酸化食品をたっぷり摂る

副食には、豆とごま、わかめ、野菜、魚、しいたけと芋などを心がけて摂りましょう。これらの食品は、体の酸化を防いでくれる、ビタミンA、C、Eなどがそれぞれ含まれています。

それらを総称して、「抗酸化食品」と言いますが、抗酸化食品は、体のサビを取り除いてくれる優れたものです。

体の「サビ」とは、つまり「老化」を防いでくれるということ。

こうして、体の品質の低下を抑えてくれているわけです。

外食の多い人、運動をよくする人、アレルギー体質、また、ストレスが多い人は、年齢を重ねるほどに、抗酸化食品を多く摂るように心がけましょう。

食品には、それぞれ異なった働きを持つ栄養素が含まれているので、食事や調理の際には、複数の食品をとり合わせるということが大切です。

良質のタンパク質を

動物性タンパク質を多く摂ると、体はそれを消化吸収するために、多くの酵素やミネラルを消費することになります。動物性タンパク質を摂るときは、野菜をたっぷり食べることが必要です。

多くは植物性タンパク質を中心に摂ることがおすすめ。体の負担を抑えることができます。何事もバランスが大事。

発酵食品である、納豆、醤油、味噌など、酵素をふんだんに摂り入れましょう。

良いアブラが大切

脳は最もアブラっぽい臓器として、どんなアブラを摂るかということは、頭を良くする上で、とても重要なポイントです。

アマニ油などの「オメガ-3(スリー)脂肪酸」をたっぷり摂りましょう。同時にアレルギー体質の人もオメガ-3脂肪酸は効果を発揮します。

アマニ油は酸化しやすいので、生で摂ることが必須です。一方、加熱料理には「オリーブオイル」がおすすめです。

 

私たちの心と体を築いていくためには、毎日の食事はとても大切ですが、とくに、脳も体もこれから新しく、一つ一つ作り上げられていくという子供にとってどんなものを食べるかということは、決定的に重要なのです。