【新生児・1歳~2歳】なぜ泣くの?夜泣きの原因とその対処法

こんにちは。
カスタマーサービスの和田です。

妊娠中から子育て期まで、子供を育てることには悩みが常につきまといます。その中でも、代表的なものとして挙げられるものの一つが“夜泣き”

今回は、この夜泣きをテーマに取り上げたいと思います。

 

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多くの人が悩まされてきた“夜泣き”

乳児湿疹などの肌トラブル、病気、離乳食の進み具合など、赤ちゃんを育てる中で出てくる悩みは無数にあります。その中でも多くのママが共通して悩まされた経験のあることが、“夜泣き”

体調にも問題はない、おむつも濡れていないし、おなかも空いていないはず…泣いている理由をあれこれと考えても思い当たるものがない、けれども目の前の赤ちゃんは泣いている。これが毎晩のように続くと、ママとパパの疲れやストレスはピークに達してしまいます。

夜泣きが日中の育児疲れや睡眠不足に加わることで、精神的に不安定になってしまう人も少なくありません。

夜泣きはいつまで続くの?

夜泣きは、一般的に、生後半年くらいから、1歳半くらいまでの赤ちゃんが、夜中にこれといった理由もなく泣くことを指していわれます。

しかし、これも赤ちゃんによって大きく異なり、生後3、4か月から夜泣きが始まる子や、2歳を過ぎても泣く子、まったく夜泣きがない子や1歳を過ぎてから夜泣きが始まる子など、さまざま。きょうだいでも大きく違う、ということも珍しくありません。

多くのママたちが悩まされてきたことにも関わらず、夜泣きの原因は、未だはっきりとは解明されていません。けれど、多くのママたちの経験から、さまざまな対処法が生み出されています。あなたの赤ちゃんに合う方法も、きっとあるはず。試してみてください。

対処法その1:生活習慣を見直してみよう

夜泣きの原因の一つとして挙げられるのが、生活習慣によるもの。

朝起きる時間が遅い、夜遅くまで起きている、昼寝の時間が長すぎる…など、思い当たる節はありませんか?

人間の体は、生体リズムによって支えられています。朝になったら目が覚めて、夜になったら眠くなる…この生体リズムは、生後3、4か月から早くも身に付き始めます。

それまでの赤ちゃんは、時間に関係なく、起きたり、寝たり、おっぱいを飲んだり、を繰り返していますが、このころになると、多くの赤ちゃんは起きている時間と、眠くなって寝る時間が定まってきます。

生体リズムが狂うと、自律神経やホルモンバランスが崩れ、体にさまざまな不調が出てきます。就業時刻が不規則な人や、昼夜逆転の生活を送っている人によく見られるといいますが、生体リズムが狂うことで、体に不調が出るのは、小さな赤ちゃんでも同じです。

生活習慣を見直し、赤ちゃんの生体リズムを整えてあげることを意識してみましょう。

  •  起きる時刻、布団に入る時刻を一定に

夜泣きをしていて、あまり寝られていないから朝起きる時刻を遅らせてあげよう、という判断は間違いです。夜中に寝られなかったときや、休日の朝であっても、起きる時刻はなるべく一定にしましょう。

また、夜は寝る時刻の1時間前にはテレビを消し、部屋を薄暗くして、体と意識を睡眠の状態に向かわせます。

朝起きたら、カーテンを開け、太陽の光を浴びせて、「朝が来た」ということを体に教えてあげます。朝・昼・夜の区別を、なるべく自然の光を感じることで体に教えていきましょう。

  •  食事の時刻も一定に

離乳食が始まると、内容と同時に食べさせる時刻も心に留めます。毎日一定の時刻に食事をとることで、生活のリズムはよりしっかりと体に刻み込まれます。

  •  体をしっかり動かそう

日中、しっかり外気を吸って、体を動かしましょう。適度な疲れが、深い睡眠を誘います。ベビーカーでのお散歩、子育てサポートセンターなどへのお出かけベビーマッサージなどもおすすめです。

対処法その2:赤ちゃんも感じる“ストレス”の解消法

夜泣きの原因としてもう一つよく挙げられるのが、何らかのストレスによるもの。

小さな赤ちゃんも、ストレスを受けています。

昼間に初めての場所へ出かけたとか、初めて会う人と接したとか、普段よりも長時間の活動があったといった、日中に強めの刺激があった場合、夜間の睡眠の妨げになることが多くあるようです。

また、ママが育児にストレスを感じ過ぎていると、赤ちゃんがそれを敏感に察知してしまい、情緒不安定気味になってしまうことも。赤ちゃんがお昼寝をしている時は、ママもできるだけ一緒に横になって体を休めるなど、ママがストレスをため過ぎないようにすることも大切です。

  • 赤ちゃんをリラックスさせてあげよう

睡眠に入るときに、抱っこして優しく揺らしてあげたり、体をトントンしてあげたり。軽いベビーマッサージなどで、スキンシップを図ることも効果的です。

ただ、赤ちゃんによっては、これらのことを嫌がることも。いろいろ試してみて、嫌がるそぶりが見られたら、すぐにやめるようにしましょう。

  •  そっと様子を見守った方がよい場合も?!

力いっぱい泣き声をあげている赤ちゃんは、すぐに抱き上げてあやしたり、おっぱいを飲ませてみたりといった対応をしてあげるべきですが、数分の間、手を出さずに様子を見守る方がよい場合もあります。

弱くぐずるような泣き方の場合、完全に目が覚めているわけではなくて、寝言を言っているような状態になっていることがあるのです。

この場合は、下手に手を出したりすると、逆効果。完全に目を覚まさせてしまうのです。そっと様子を見ていると、再びスッと眠りに入ることもあるので、少し様子を見てみましょう。

対処法その3:外的要因を探ってみよう

先ほどもお話ししましたが、寝る少し前から部屋を薄暗くすることで、神経がリラックスし、スムーズに眠りに入る助けになります。

そのほかにも、寝るための環境づくりがきちんとできているか、今一度見直してみましょう。

強い光や大きな音はもってのほかですが、室温着るものはどうでしょうか? 暑い、寒いなど、室温が適切でなければ赤ちゃんはその影響を大きく受けてしまいます。また、着ているものの素材や、着心地にも気を配りましょう。タグなどが肌にチクチクと刺激を与えていることで、赤ちゃんが不機嫌になってしまうこともあります。

  • 環境を変えて、気分転換をしてみよう

赤ちゃんがなかなか泣きやまないとき、思い切って外に出てみましょう。ベランダに出る、安全であれば近所を散歩するなど、外気に触れることで赤ちゃんの気持ちが落ち着く場合もあります。

私も、なかなか泣き止まない子を毛布にくるんで、近所を一周歩いたことがあります。びっくりしたのか、ピタッと泣き止んでキョロキョロと辺りを見回していた子供の顔を覚えています。

ドライブが効果的な赤ちゃんも。車の心地よい揺れが、眠りを誘います。

  • 音や香りを活用してみよう

安眠を誘う香りとして有名なラベンダーは、赤ちゃんにも効果があるとされています。ハンカチなどに精油をしみこませて、枕元の近くに置いておくなど(赤ちゃんが口に入れてしまうことのないように、置き場所には工夫を!)、ほんのりと香りを感じられる程度の方法で、アロマを試してみましょう。赤ちゃんの安眠専用のブレンド精油も販売されていますよ。

また、ゆったりとしたヒーリングミュージックを、聞こえるか聞こえないか程度の音量でかけてみても。過敏になっている神経をリラックスさせる効果が期待できます。

これらの方法は、赤ちゃんを落ち着かせ、安眠に誘うのと同時に、ママをリラックスさせてくれる効果もあります。親子でゆったりとリラックスできたら最高ですよね。

  • 周りの人の協力を得て乗り切ろう

毎日ママが一人で、赤ちゃんの夜泣きに向き合っていませんか?

パパの仕事がお休みの日や、その前日などの夜は、パパの力も遠慮なく頼りましょう。ママが体を壊してしまっては、元も子もありません。その夜はパパに赤ちゃんを託して、たまにはゆっくりと睡眠をとりましょう。

夜間の協力を乞うのが難しいのであれば、パパやおじいちゃん、おばあちゃんなどに赤ちゃんを見てもらって、長めの昼寝をさせてもらうとか、カフェや近所のお店にちょっと出かけるとか、とにかく息抜きの時間を作ることが大切です。

赤ちゃんは皆で育てるもの。ママ一人でがんばる必要はありません!

毎日家事に育児にと大忙しのママにとって、かわいいわが子が理由もなく泣き叫ぶ夜泣きは、大きなストレスになってしまいます。また、疲れた自分の体を癒す睡眠時間を削られてしまうことで、身体的に大きなダメージを受けてしまうことも…。

夜泣きは、赤ちゃんが成長したことにより、自我が発達してきたことによって起きるという説もあります。自分にかまって! と、全身でアピールしているんですね。

「私の赤ちゃんは、順調に発達している!」ということを励みに、赤ちゃんに向き合っていきましょう。

何よりも大切なのは、ママ自身の心身の健康です。パパや周囲の人の助けを借りて、程よくストレスを発散しながら過ごしてください。

夜泣きをする年齢は赤ちゃんによってさまざまですが、いつかは必ず治まるものです。いろいろな方法を試してみながら、そのいつかを心待ちに、日々成長していく赤ちゃんの姿を慈しんで、この時期を乗り切りましょう!