子供の心を育て、思いやりのある子供にする!3歳に読み聞かせたい、七田式教室講師おすすめ絵本3冊!!

こんにちは、七田式教室講師の七田一成です。

子供たちに本を好きになってもらうには、とにかく多くの本と触れ合うことが大切です。そして、子供に小さなころから多くの本に触れ合うためには繰り返し、お母さん、お父さんによる絵本の読み聞かせがとても重要です。
子供たちに「優しく賢く育ってほしい」親ならだれしもが考えることですよね。
だからこそ、この絵本を読んでほしい!とおすすめの絵本を選びました。
今回は…
◇なぜ、子供に絵本の読み聞かせが効くのか。読み聞かせをするメリット3つ!
●その1~ 学習の効率が上がる○○力が身につく!
●その2~ しつけにお悩みの方へ!「子供の気づき」で、子供自ら変わっていく!
●その3~ 優しい子供を育てるのにピッタリ!読み聞かせの秘訣は?
◇優しい子に育ってほしいと願うあなたに、絶対読み聞かせてほしいおすすめの3冊!

絵本が子供の成長にどう影響するのかを理解したうえで、絵本の読み聞かせをすることでさらにお子様との距離が近くなり、優しく賢く育てる理想の子育てに一歩近づくかもしれませんね。

◇なぜ、子供に絵本の読み聞かせが効くのか。読み聞かせをするメリット3つ!

●その1~ 学習の効率が上がる○○力が身につく!

見たり聞いたりした情報を読み説き、理解する力、読解力が身につく!
この「読解力」というのは、読んで字の如く、「読んで理解する力」ですが、実は「読むこと」と「理解すること」は、全く違う能力なのです。読解力で得られる情報は文章だけでなく、画像や映像であったり、ときには会話や表情、雰囲気であったりします。
読解力をつけることは、これからのお子さまの就学の際に、授業を理解したり、円滑なコミュニケーションをするには重要な力です。
ですが「読解力」は、実は、小・中学生になってから育てようと思っても、なかなか育ちません。
小さなころから絵本の読み聞かせをすることで「理解する力」は、日々、少しずつ鍛えられていきます。
読み聞かせのとき、「読むこと」は、お父さんやお母さんがしてくれるので、お子さまは、「理解すること」に集中することができ、ストーリーが絵で表現されていない場面でも、頭の中に、その情景が浮かぶようになってくるのです。
その繰り返しが、「読んで、理解する力」を育てるのです。

●その2~ しつけにお悩みの方へ!「子供の気づき」で、子供自ら変わっていく!

登場人物に自分を重ねることで、自ら気づき、行動する!

これは、学校や社会に適応していく力を指します。 様々なテーマや教えが盛り込まれた絵本に触れることは、大事なしつけの一種です。

絵本ごとに設定されたテーマに基づいたストーリーに、子供自身が深く入り込み「○○しちゃいけないんだ!」と、親に口で説明されても理解しにくいことでも、登場人物に自分を重ねることで自ら気づき、自ら行動できるようになるのです。

この後にご紹介する絵本には「お友達と譲り合って仲良く遊ぶ」ことをテーマとした絵本があります。お子さまの「気づき」を感じたら、いっぱいほめてあげてくださいね。

●その3~ 優しい子供を育てるのにピッタリ!読み聞かせの秘訣は?

声と身体のスキンシップで愛情が伝わる!

やはり子供にとって、親の声は安心するものです。さらに膝に抱くなどの身体的な接触(スキンシップ)を持つことで、子供はリラックスし、親の愛情が伝わるのです。あなたが大好きな人に抱き締められたときに安心や愛情を感じるように、子供にもあなたの愛情が伝わります。そして、愛されているという充実感が自信と余裕につながり、お子様は優しく、存在感のある子供に成長していきます。

日々の忙しい生活の中で、子供に愛情を伝えるのは難しいものですが、 そんな方でも、夜寝る前の20分程度は絵本の時間にあててあげましょう。そうすることで、子供は「自分のために絵本を読んでくれているんだ」と、愛情を感じることができます。たとえば昼間にあった嫌なことや、お父さん、お母さんと離れていて寂しかった思いも、吹き飛んでしまうものです。

◇優しい子に育ってほしいと願うあなたに、絶対読み聞かせてほしいおすすめの3冊!

ここからは、3歳のお子さんにおすすめの絵本を3冊ご紹介します。

もちろん3歳はあくまで目安の年齢なので、絵本のストーリーや学べる内容が気になれば、お子さんが3歳以上でも、3歳以下でも、読んであげてください。

読み聞かせる側のお母さん、お父さん自身の心に響く内容もピックアップしているので、ぜひ読み聞かせてあげてくださいね。

親子で学べる絵本!「子供の見方」「親子の愛情」

『いいこって どんなこ?』 冨山房

作:ジーン・モデシット 絵:ロビン・スポワート 訳:もき かずこ

 

森の中にバニーという子ウサギとお母さんのウサギが仲良く暮らしていました。

ある日、うさぎのバニー坊やは尋ねました。「ねえ、お母さん、良い子って どんな子?泣かない子が良い子?」

お母さんは答えます。「泣いたっていいのよ。でも、バニーが泣いているとお母さんまで悲しくなるわ。」それから、バニーはお母さんに向けて、良い子の定義についてさまざまな質問を投げかけます…

 

親は我が子にはなるべく良い子に育ってほしいために、子供の短所を見つけて、ついつい注意してしまうことが多くなってしまいがちです。

七田式では子供の見方の一つに『完璧主義で育てない』というポイントがあります。
「どうしてこんなこともできないの?」と、できないことや短所を注意するのではなく、できたことに「こんなこともできるようになったんだ」と褒めていくと、子供はどんどん伸びていきます。

この絵本では、親は子供をどう見ていくべきかを知ることができます。また、絵本を通して、主人公バニーのお母さんのように、子供のことをとても愛しているのだと伝えることができます。

絵本を読みながら、親と子供で愛情を感じていただきたい一冊です。

「きょうだいが仲良くする心」を育てよう!!

『おにいちゃん』 岩崎書店

しちだ・教育研究所/こころを育てる七田式えほんシリーズ「ねこさんコース」より

作:Studio Ko  絵:山下 ハイジ

 

おさるの女の子「キー」は森の中でみんなとあそんでいました。

転んだお友達に寄り添うやさしいおねえちゃんと、いじわるばかりする自分のおにいちゃんをくらべてとても羨ましくなります。キーちゃんは、きっと自分が転んでもおにいちゃんは笑うに違いない。と思っていましたが、ある日のけんかがきっかけでおにいちゃんのやさしさにふれたキーちゃんは…。

 

この絵本は、「きょうだいが仲良くする」ということだけではなく、きょうだいを大切にすることで「人を思う心」を学ぶことができます。身近のきょうだいを大切にすることで、家庭内でしっかりと思いやりの心を育てたお子さまは、ほかの人にも優しくすることができるのです。

きょうだいがいる、これからきょうだいが増える、というお子さまに、きょうだいで仲良くしてほしいご両親にぴったりの1冊です。親が口で教えるのではなく、絵本の物語を通じてお子さまの心に直接うったえかけることができます。お子さま自身が気づき、知っているだけではない「本当の理解」を育てることで、行動が変わっていくのです。

きょうだいを大切に思う、優しさや思いやりを伝えられる絵本です。
ねこさんコース商品紹介
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子供が大きく成長できる!「我慢をする」「人に譲る心」

『ぶらんこ』

しちだ・教育研究所/こころを育てる七田式えほんシリーズ「いぬさんコース」より)

作:Studio Ko  絵:藤井 啓司

 

町中のみんなが遊ぶ公園にはブランコや、たくさんの遊具があり、その中でもすべり台が人気です。ある日、いつものようにたくさんの動物がすべり台で遊んでいると、「ここから、俺がこのすべり台で遊ぶんだから、どこかに行けよ」とゴリラが独り占めしてしまいます。それまで、すべり台で遊んでいた動物たちは、今度はブランコで遊ぶことにします…

 

自分のしたいことを我慢することは、お兄ちゃん、お姉ちゃんになる第一歩ですよね。意志の強い子供に育てることはとても大切です。

しかし、子供の意志を尊重しすぎて、いつでもやりたいようにさせると、自分勝手で我がままな子供に育ってしまいます。そうならないために、七田式教育では、3歳までに我慢を覚えるようにすすめています。七田式教室のレッスンでも、普段から、お母さんやお父さんには、お子さんに我慢することを身につけてもらうように指導しています。

その理由は、3歳を超えると、そこから我慢を覚えることが非常に難しくなってしまうからです。物語を通じて、我慢をするということ、そして、人に何かを譲る優しい心を持つことを伝えてあげられる1冊です。

いぬさんコース商品紹介

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今回は以上の3作品をご紹介しました。読んでみたい絵本はありましたか?

絵本を通じて、お子さんのしつけに役立てるだけでなく、お母さん、お父さん自身も、普段の子供との触れ合いや、愛情のかけ方に向き合うことができます。

絵本の読み聞かせは、親子の触れ合いの時間であり、親子で学ぶことができる時間でもあるのです。毎日読み聞かせを続けることは大変かもしれませんが、1日1冊でも良いので、ぜひ実践してみてくださいね。